今日と明日の2日間、県議会厚生環境常任委員会の一員として、能登地区を視察します。
初日は、①公立宇出津総合病院②能登半島里山里海自然学校③珠洲浄化センターの3か所です。
公立宇出津総合病院は、能登北部の地域医療の現状を知る目的で視察しました。医師不足、看護師不足が社会問題となっていますが、能登北部地域では、その影響が顕著に見られます。この病院では、内科医と外科医が不足しているため、入院患者が十分に受け入れられない現状です。3年連続で病床利用率も70%を下回っています。結果として、収支も1億数千万円の赤字。医師の増員が急務ですが、大学側からの派遣も期待できないということです。ちなみに医師1人減ると概ね1億円の減収になるということです。県でも支援に乗り出ししているのですが、現状ではなかなか難しいようです。さらに、能登北部地域にあと3か所ある公立病院との連携も必要で、協議が進められています。高齢化がどんどん進む奥能登の地域医療を守るために、何とかしなければなりません。県議会としても、大きな課題だと思っています。
里山里海自然学校は、珠洲市の廃校になった小学校に整備された施設です。能登の自然環境を守るための研究・教育・交流の拠点であり、担い手農家を里山マイスターとして育成する事業にも取り組んでいます。金沢大学が、積極的にかかわっており、なかなかユニークな施設でした。「能登半島が生き残っていくためのヒントが隠されている」と感じました。
珠洲浄化センターには、バイオマスメタン発酵施設が整備されています。下水汚泥や生ごみを使ってメタンガスを作り出し、エネルギーとして再生しています。さらに、処理残物は乾燥させ肥料として使えるということです。全国に先駆けた施設で、廃棄物の処理費用の縮減、地球温暖化対策、リサイクルの促進と一石三鳥になります。そんなに大きくない自治体や一定地区内の廃棄物対策としては、環境にもやさしい有効策です。今後一定の注目は集めるものと思っています。
視察を終え、宿舎の「ラブロ恋路」に到着したのは5時半ごろです。食事まで時間があったので、あたりの散策に出かけることに・・・恋路海岸に行ってみました。
曇り空のせいか、すでに薄暗い状態でした。夏の盛りには、多くの観光客で賑わっていたのかも知れませんが、今はうら寂れた感じです。民宿や旅館も数件ありましたが、お客さんが大勢泊っている様子はありませんし、飲食店の灯りも消えています。でも、潮騒と磯の香りに、気持ちが洗われるような・・・。小一時間の散歩で汗びっしょり。夕食に飲んだビールがお腹にしみわたりま