本日は、県議会砂防事業促進研究会の視察。研究会は、砂防事業の現状を把握し、災害防止のために必要な事業の促進を目指す目的で設立されたもので、超党派の組織です。今回の視察には自民党を中心に15名の議員が参加しました。
最初に、加賀市片山津温泉に向かい、柴山潟の浸水対策事業を視察。片山津温泉ではここ10年間に3度も豪雨による大規模な浸水被害が起きています。そこで潟の水が温泉街に入り込まないよう湖岸堤を高くする事業が行われています。
写真の奥が温泉街。過去に浸水被害が起きた個所から工事が行われます。
加賀市山間部のお宮川の砂防事業を見てから金沢へ。
金沢では浅野川の水害で被害を受けた地域を視察しました。
私も何度か訪れているのですが、水害から3か月余りが経過した現状を詳しく見させていただきました。ところどころで、今も災害の爪跡は残っています。水害の時に、大きな被害を受けた湯涌保育園は、いまだに近くの中学校に間借りしています。当時決壊してしまった保育園わきの堤防は、修復が進められていましたが、現在の建物での保育再開には、関係者は慎重なのです。やはり小さな幼児を預かる立場では、十二分に安全が確保されねばならないのです。私見ではありますが、移転建て替えが妥当と思います。代わりの土地や費用の問題等もあるのだと思いますが・・・。
民家の裏山では、今も応急の崩壊対策がとられたまま。
家の裏手には、防御のための塀が設置されていました。
最後に、板ヶ谷地区へ。この地域では、民家が1棟、土石流のために完全に崩壊した場所です。集落のあちこちには、まだまだ崖崩れの跡や大型の土嚢が積まれるなど、被災した状況が生々しく残っています。
また、いまも仮設住宅に入居されている方もいらっしゃいます。
湯涌地区に建てられている仮設住宅
一時期、ダムや河川改修など砂防事業が、ムダな公共事業とバッシングを受けた時期がありました。もちろん、中には必要性の乏しい事業もあったのかもしれません。しかし、被災地や過去の水害をもとに進められている事業を実際に見てみると、砂防事業による災害防止の大切さを痛感します。地球温暖化の影響を考えれば、この先、集中豪雨や台風による大雨が少なくなることは考えにくいのだと思います。砂防事業には、長い年月と大きな費用がかかります。国、地方とも大変に厳しい財政状況ではありますが、人の生命と財産を守るため必要な予算は確保していかねばなりません。
夜は、地域でお世話になっている方のご主人のお通夜に参列しました。57歳だったということで、あまりにもお若い・・・。合掌